平成30年度公共ホール演劇ネットワーク事業
「桂九雀で田中啓文、こともあろうに内藤裕敬。笑酔亭梅寿謎解噺~立ち切れ線香の章」

開催日時
2018年10月21日(日)14:00開演
会場
高知市文化プラザかるぽーと 小ホール
入場者数
73名

田中啓文著『笑酔亭梅寿謎解噺』(集英社文庫)を原作とし、南河内万歳一座の内藤裕敬が書き下ろし・演出した作品で、落語家が弟子入りに来た巨漢の男女2人に体験で古典落語のネタ「立ち切り線香」を施すところから始まる本作品。落語家を演じるのは、役者ではなく落語家・桂九雀。
同じ落語のネタでも解釈によって全く違ったものになるということが巧みに伝わり、また観客のしんみりしている様子がひしひしと伝わってくるような反応や明るい笑い声など、シーンごとに会場全体の雰囲気が大きく変わり、客席との一体感が感じられる作品でした。
休憩後の第2部では、公演前日に開催した落語ワークショップの参加者による落語の披露と桂九雀師匠による落語会を開催し、演劇と落語の両方のファンがどちらも楽しめる公演となりました。
本公演は、平成30年度公共ホール演劇ネットワーク事業(地方自治体が開催するモーターボート競走の収益金を活用して実施)の参加館として開催しました。来年2月には、兵庫県豊岡市、神奈川県茅ヶ崎市、大阪府能勢町で上演を予定しています。


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