開催期間	2018年4月3日(火)～2018年7月27日(金)
会場	高知市文化プラザかるぽーと11階大講義室
参加者数	コース受講生121名　一日受講生61名

自然科学コース　『高知の天然記念物はすごい！』
本コースでは、まず初めに天然記念物はどのように指定され、どのように扱われるのか、法制度や保護の仕方などを学び、以降の回からは高知の様々な天然記念物が各講師から紹介されました。天然記念物というとニホンカモシカやオオサンショウウオなど自然の生物を想像しがちですが、それだけではなく、龍河洞や四万十町の小鶴津メランジュなどの地質・地形的なもの、オナガドリなどのように人が改良し生み出されたものもあります。なぜ天然記念物として指定されるのか、それをどのようにして守っていくのか、高知の天然記念物の多様さに感動するとともに、その意味を深く考えさせられる貴重な機会となりました。

社会科学コース　『混迷する世界情勢を考える―トランプ政権の惹起する混迷を中心に―』
アメリカのトランプ大統領は、就任以来様々な政策を打ち出し、実行してきました。その勢いはアメリカ国内だけにとどまらず、世界情勢にも大きな影響を与えて続けています。なぜアメリカ国民はトランプ大統領を誕生させたのか、世界はこの先どう変わっていくのか、アメリカと親密な関係にある日本はどのような立場をとり対応していくのか。貿易、国際関係、核や環境問題など、様々な切り口で「トランプ大統領」にせまり、受講生と講師の質疑応答も毎回活発で、大変有意義な講義となりました。

火曜日・自然科学コース　『高知の天然記念物はすごい！』 　　※【国特天】：国指定 特別天然記念物　【国天】：国指定 天然記念物　【県天】：県指定 天然記念物
4月3日	高知県の天然記念物（概要）	高知県教育委員会文化財課チーフ文化財担当 中内 勝
4月10日	オオサンショウウオ【国特天】 ＆オオイタサンショウウオ【土佐清水市天】	わんぱーくこうちアニマルランド園長 渡部 孝
4月17日	ニホンカワウソ【国特天】 ＆ムラサキオカヤドカリ【国天】	高知大学名誉教授 町田吉彦
4月24日	ヤイロチョウ【県天】	生態系トラスト協会代表理事 中村滝男
5月1日	ニホンカモシカ【国特天】	四国自然史科学研究センター副センター長 金城芳典
5月8日	鶏≪【国天】とその利用Ⅰ≫	高知県文化財保護審議会委員 平岡英一
5月15日	鶏≪【国天】とその利用Ⅱ≫	高知県文化財保護審議会委員 平岡英一
5月22日	植物①樹木の天然記念物【国天】＆【県天】	高知県文化財保護審議会委員 鴻上 泰
5月29日	植物②群落の天然記念物【国天】＆【県天】	高知県文化財保護審議会委員 鴻上 泰
6月5日	ミカドアゲハ【国特天】と地球温暖化	高知昆虫同好会会員 高井幹夫
6月12日	土佐山田町龍河洞【国天】 ＆土佐市天崎鍾乳洞	高知大学名誉教授 鈴木堯士
6月19日	本山町紅簾石珪質片岩【県天】	高知大学名誉教授 鈴木堯士
6月26日	四万十町小鶴津メランジュ【国天】	高知大学理工学部教授 橋本善孝
7月3日	土佐市五色ノ浜メランジュ【国天】 ＆芸西村住吉メランジュ【県天】	高知大学理工学部教授 橋本善孝
7月10日	総合討論	複数講師

金曜日・社会科学コース　『「混迷する世界情勢を考える」―トランプ米政権の惹起する混迷を中心に―』
4月6日	私達人間の明日	高知大学名誉教授 大島 新
4月13日	アメリカの政治システムと大統領権限	高知大学名誉教授 松永健二
4月20日	トランプ政権を誕生させたアメリカの中間所得層	高知大学名誉教授 岩田 裕
4月27日	アメリカの医療保険改革とトランプ大統領の公約	高知大学名誉教授 青木宏治
5月11日	米国とロシアの“新しい冷戦的”対決	高知大学名誉教授 保坂哲郎
5月18日	メガFTAは日本と世界に何をもたらすか	高知大学人文社会科学部教授 岩佐和幸
5月25日	「パリ協定」からの離脱でアメリカの温暖化対策はどうなる？	高知大学名誉教授 鈴木堯士
6月1日	トランプ政権の性格と「日米基軸外交」の危うさ	高知大学名誉教授 根小田 渡
6月8日	核兵器禁止条約と日本政府の役割	高知大学名誉教授 岩田 裕
6月15日	憲法の番人はだれか？	高知大学人文社会科学部准教授 岡田健一郎
6月22日	アベノミクスの柱・『地方創生政策』はいま？	高知短期大学名誉教授 福田善乙
6月29日	歴史から見る「共謀罪」法の怖さ	高知大学人文社会科学部教授 小幡 尚
7月6日	安倍政権の教育政策と教育の無償化	高知大学地域協働学部教授 内田純一
7月13日	今日の社会保障制度の現状と改革方向	高知県立大学社会福祉学部教授 田中きよむ
7月20日	総合討論	複数講師

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