第66回 高知市夏季大学

開催日時
2016年7月25日(月)~8月7日(金) 18:30開演
※土日の除く10日間
会場
高知市文化プラザかるぽーと 大ホール
参加者数
5,273名(10日間延べ人数)

高知市の夏の風物詩、「高知市夏季大学」。
66回目を迎えた今年は『東日本大震災から5年、南海大地震から70年』『地方創生・高知の元気』などいくつかの大きなテーマのもと、武田真一、中園ミホ、池田清彦、安田菜津紀、小川理子、笹野高史、磯田道史、椎木隆太、椎木里佳、小熊英二、荒木香織の各氏を講師にお招きして開催しました。
東日本大震災を「伝える」立場として第一線で見続けてきた武田真一さん、安田菜津紀さんが語ってくださった当時の被災地の様子や風化しつつある現状についてのお話は、地震と常に隣り合わせにある私たちにとって心に突き刺さるものでした。
大手企業の役員とジャズピアニストの二足のわらじで活躍する小川理子さんは、大きな挫折を経験しながらも、そこから自分の考え方次第でいくらでも道が開けること、自分らしく生きるとはどういうことかを伝えてくださいました。講演の締めくくりには熱のこもったジャズ演奏を披露し、会場は大いに盛り上がりました。
小熊英二さんは自らが監督を務めた、反原発デモをテーマにしたドキュメンタリー映画を例に、現在の日本を社会学的にするどく分析するなど、どの講師のお話も受講生の知的好奇心を大いに刺激する内容でした。
会場のアンケートで寄せられた様々なご意見も参考にしながら、来年度以降もより充実し、多くの方に参加いただける夏季大学となるよう検討したいと思います。


    アンケートより
  • 若い高校生とか、学校にもPRして、やはりこれから育っていく若者にもっと受講してもらえる講師の選び方も検討されては?
  • (講演内容の)分野が広くて興味が持てます。その方の人生もにじみ出ているので楽しく、時に考えさせられます。高知県ないし近隣の県の方が一人くらいいてもいいのかなと思います。
  • 今年の夏季大学は本当によくない。皆に口コミするつもり。今までで一番悪い。
  • マスコミやインターネット等の発達で耳・目から入る情報がすべて間接。やはり生(で聞けること)が一番。講師も受講者も真剣になる。人間、直接経験が一番身になる。
  • 開始時間をもう少し遅くできないでしょうか。仕事を早退し、子どもを預けバタバタでした。仕事をしている男性も参加しやすくなると思います。託児があったのは非常にありがたかった。


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