第6回高知の音楽活性化事業
「世界が聴き惚れるハーピスト 福井麻衣コンサート」

開催日時
2017年2月25日(土) 14:00開演
会場
高知市文化プラザかるぽーと 大ホール
入場者数
715名

2月23日(木)~25日(土)の3日間、大阪出身で高知を訪れるのは初めてというハーピスト福井麻衣さんが、二日間の地域交流プログラム(音楽を身近に感じてもらおうとアーティストが各地を訪問し交流する取り組み)と、高知市文化プラザかるぽーと大ホールでのコンサートを行いました。
まず、最初に訪れたのは、病気の子どもとその家族のための滞在施設、ドナルド・マクドナルド・ハウスこうち。赤ちゃんから高齢者まで幅広い年代の方々が初めて見るグランドハープに興味津々。子どもたちには、アイリッシュハープにも触れてもらい、見て聴いて触って、ハープの魅力に惹かれていく60分となりました。
その日の夕方、高知学芸中学高等学校吹奏楽部を訪問。吹奏楽部を対象にしていましたが、噂を聞きつけた多くの生徒や先生方が見学に訪れ、当初予定していた人数の倍ほどの人が集まり、ハープへの関心の高さを物語っていました。演奏だけでなく、コンクールでの心構え等も話し、学生の目と耳は、福井さんに集中していました。
翌日訪れた介良潮見台小学校では、5年生を対象に実施。音楽の歴史をたどるように古い曲から新しい曲へと、演奏をじっくり聴かせていきました。この日は、数社のマスコミ取材が入り、子どもたちも少し緊張気味かなと思われましたが、質門コーナーでは、多くの声が上がり質問攻め、アーティストとの対話も楽しみました。
その後、第六小学校の5年生とも交流。終了後は、5年生のみんなと給食交流。海外生活が長くほとんど給食を食べたことのない福井さん。食べることが大好きということで、給食の時間を楽しんでいました。昼食後は、教室で即席サイン会、「お父さんの分も書いてー、お母さんの分も書いてー」と多くの子どもたちが並んでいました。
こうして、多くの人との交流ののち、かるぽーと大ホールでコンサートを開催。今回、本番中に介良潮見台小学校5年生のみんなが舞台に上がり、福井さんの伴奏で合唱するというサプライズ共演を実施。多くの人に好評をいただきました。リハーサル中は、緊張のあまり貧血で倒れたり、気分が悪くなったりする生徒が続出。一時は、どうなることかと心配しましたが、無事皆大役を果たすことができました。後日、5年生みんなは自主的に福井さんにお手紙を書きました。《共演できたことが一生の宝物になりました》と書いてくれており、本事業の取り組みが、多くの人の心に残っていくことを嬉しく思いました。


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