第65回 高知市夏季大学



夏季大学は中央公民館事業として1951年にスタートしました。
今年は戦後70年目の節目に当たり戦争と平和について考えるほか、
教育や経済、歴史、スポーツなどの分野で活躍するバラエティ豊かな講師をお招きします。
夏の宵は「夏季大学」に参加して、10日間の充実した夜を過ごしてみませんか。

第1回~50回までの講師一覧
(51回~64回は夏季大学期間中会場内で販売するテキストをご参照ください)


7月27日(月)
南海地震から生き抜く方策と一生モノの勉強法

京都大学大学院人間・環境学研究科教授 鎌田浩毅(かまた ひろき)

1955年生まれ。
東京大学理学部卒業。通産省を経て1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は火山学・地球科学・科学コミュニケーション。テレビや講演会で科学をわかりやすく解説する「科学の伝道師」。京大の講義は毎年数百人を集める人気。
著書に『火山はすごい』『地震と火山の日本を生きのびる知恵』『ラクして成果が上がる理系的仕事術』など多数。
日本地質学会論文賞受賞(1996年)。

 


7月28日(火)
流れのままに

俳優・画家 片岡鶴太郎(かたおか つるたろう)

高校卒業後、片岡鶴八に弟子入り。
3年後には声帯模写で独り立ちし、東宝名人会、浅草演芸場に出演する。その後、テレビのバラエティ番組を足がかりにして広く大衆の人気者となった。
現在は幅広いキャラクターを演じる役者として、ドラマ・映画・演劇など様々なメディアで活躍。1989年、映画『異人たちとの夏』(大林宣彦監督)で第12回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞。
齢四十から始めた画業は昨年20周年を迎えた。
2015年3月、書の芥川賞と言われる「第10回手島右卿賞」を受賞した。

 


7月29日(水)
里山資本主義が開く高知の未来

日本総合研究所主席研究員 藻谷浩介(もたに こうすけ)

1964年山口県生まれ。
平成合併前3,200市町村のすべて、海外71カ国をほぼ私費で訪問し、地域特性を多面的に把握。2000年頃より、地域振興や人口成熟問題に関し精力的に研究・著作・講演を行う。2012年より現職。
著書に『デフレの正体』、第7回新書大賞を受賞した『里山資本主義』、『金融緩和の罠』、『しなやかな日本列島のつくりかた』(対談集)など。

 


7月30日(木)
思い出がつくれる歳になれば、軽ないでー、おもいでー。

ジャズシンガー 綾戸智恵(あやど ちえ)

1957年大阪生まれ。
3歳でクラシックピアノを始め、中学に入るとホテルのラウンジでピアノを弾くようになる。17歳で単身渡米。1991年帰国後は、数々の職業を経験しながら大阪のジャズ・クラブで歌い始めた。
2001年、第51回芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)受賞。2003年、紅白歌合戦で熱唱した「テネシー・ワルツ」が大きな話題となる。
笑わせたり、泣かせたりのトークを交えながら、ジャズ、ポップス、J-POPなど幅広いレパートリーを巧みにとり入れた個性的なステージはジャズという枠組みを飛び越えて多くのファンを魅了している。

 


7月31日(金)
子どもや部下や、あなたが変わる6つのポイント

坪田塾 塾長 坪田信貴(つぼた のぶたか)

これまでに1,300人以上の子どもたちを子別指導し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。
「地頭が悪い子などいない。ただ、学習進度が遅れているだけ。なので、遅れた地点からやり直せば、低偏差値の子でも1~2年で有名大学、難関大学への合格は可能となる」という信念のもと、学生の学力の全体的な底上げを目指す。
年齢などは「無用なラベリングをして他人を評価しがちな日本の風土を変えたい」ため、あえて非公開。

 


8月3日(月)
戦後70年を次世代にどう語り継ぐか

ノンフィクション作家・評論家 保阪正康(ほさか まさやす)

1939年札幌市生まれ。
同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。『昭和陸軍の研究』『あの戦争は何だったのか』など昭和史に関わる作品を発表。
「昭和史を語り継ぐ会」を主宰、一連の昭和史研究で2004年に菊池寛賞を受賞。

●昭和という時代には人類史が体験した戦争、占領、被占領、革命騒動、テロ、クーデターなどすべてが詰まっています。このような体験をした世代は多くの教訓を学んでいます。これをいかに次世代に伝えるか、戦後70年に当たってそのことを考えます。

 


8月4日(火)
チームスポーツ「カーリング」から得られるもの

2015年カーリング女子日本代表 小笠原 歩(おがさわら あゆみ)

北海道北見市(旧常呂町)生まれ。中学校1年生の時にカーリングを始める。
1998年世界ジュニア選手権で日本カーリング史上初の銀メダルを獲得。これまで3度の五輪に出場(2002年ソルトレイクシティ、2006年トリノ、2014年ソチ)。
冬季五輪日本初の母親アスリートとしても注目され、ソチ五輪では日本選手団の旗手を務めた。

●「カーリング」競技の魅力や厳しさを紹介し、自身のカーリングとの出会いから、3大会出場したそれぞれのオリンピックの違いや思い出、母親アスリートとして競技と子育ての両立についてなどをお話しします。カーリングから学んだ人間力やチームスポーツから得られるものをお伝えできればと思います。

 


8月5日(水)
「がんばらない」けど「あきらめない」―心と体の健康法、教えます―

医師・作家 鎌田 實(かまた みのる)

1948年東京生まれ。
東京医科歯科大学卒業後、長野県・諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけていた病院を再生させた。「健康づくり運動」を実践し、脳卒中死亡率の高かった長野県はいまや長寿日本一、医療費も安い地域となった。
一方 1991年より25年間、ベラルーシ共和国の放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援してきた。
2004年にはイラク支援を開始。東北の被災者支援にもいち早く取り組み、「がんばらない」「1%はだれかのために」と言いながら、多方面で常に100%以上の精力的な活動を行っている。

 


8月6日(木)
世界からのメッセージ―平和と命の大切さ―

戦場カメラマン 渡部陽一(わたなべ よういち)

1972年静岡県生まれ。
明治学院大学法学部卒業。学生時代から世界の紛争地域への取材を続ける。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、アフガニスタン紛争、パレスティナ紛争など。
現在も戦場取材を行いながらテレビ・ラジオをはじめメディアへ積極的に出演し、戦場の声を伝えている。

●戦争の犠牲者はいつも子どもたち。戦場では想像を絶する悲しみから誰も逃れることはできません。その悲しみの声が渦巻く戦火の最前線では入り乱れた叫びが封じ込められています。
戦場という日常に立たされた子どもたちの声をたくさんの方々に届けること、これが僕のカメラマンとしての仕事であると痛感しています。ぜひ、世界の声を感じてみてください。

 


8月7日(金)
高知が行く!

映画監督 安藤桃子(あんどう ももこ)

1982年生まれ。
高校時代よりイギリスに留学、ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。その後ニューヨークで映画作りを学び監督助手として働く。2010年4月、デビュー作『カケラ』(監督・脚本)がロンドンと東京で同時公開され、国内外で高い評価を得る。
2011年に刊行した初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を、自身で監督・脚本を務め映画化し数々の賞を受賞している。現在はロケを行った高知に移住している。

●高知県で映画を撮り、移住し、結婚、出産した33歳映画監督、安藤桃子が信じる高知県のポテンシャルについて、高知県が"最先端"をいく! その理由をお話したいと思います。

 



期間 2015年7月27日(月)~8月7日(金)〔土・日曜日は休講の10日間〕
時間 18:30~20:00(開場18:00)
会場 高知市文化プラザかるぽーと大ホール
受講料 通し券(受講料は10日間通しの料金です。)
一般3,600円 割引2,600円
※学生、長寿手帳・身体障害者手帳・療育手帳などをお持ちの方は割引受講票をお求めいただけます。
割引受講票は完売しました。

※割引受講票は数に限りがあります。売り切れ次第、販売終了します。
※割引受講票は、高知市文化プラザかるぽーと8階事務所(月曜日を除く8:30~20:00、7/20は販売) と旭文化センター(木村会館、日・月曜日、祝日を除く9:00~17:00)でのみ受け付けます。
※一般受講票は無記名でどなたでも有効。割引受講票は記名本人に限り有効です。
※大ホールが満員の際はモニター視聴をお願いすることがあります。

当日券900円
※当日券は各講演日当日、席に余裕がある場合に限り会場で販売します。
※通し券をお持ちの方が優先入場となり、大ホールが満員の際はモニター視聴をお願いすることがあります。
販売 7月1日(水)から
受講票販売所 高知市文化プラザかるぽーと8階事務所および3階ミュージアムショップ、高新プレイガイド、高知県立県民文化ホール、高知県立美術館ミュージアムショップ、高知大丸プレイガイド、サニーマート(御座・高須・神田・瀬戸・土佐道路東・六泉寺・あぞの・中万々・毎日屋あたご・サニーアクシス南国・サニーアクシスいの・高岡・伊野店)、金高堂、島内書店、日新館書店、ローソンチケット【Lコード:69012】
テキスト 400円(夏季大学期間中会場内で販売)
その他 ※講演には手話通訳がつきます。
※特別企画 高校生・大学生限定 トライアル聴講・特別受講券について
※大ホールが満員の際は、通し券をお持ちの方でもモニター視聴をお願いすることがあります。
※受講票を紛失されても再発行はいたしません。また、受講票をお持ちでない方、お忘れの方は入場できませんので、十分ご注意ください。
※18:00以前の開場はできませんので、開場時間に合わせてご来場いただきますようお願いします。
※講師の都合、天候の関係でやむを得ず日程を変更、もしくは中止することがあります。
※お車でご来場の際は、高知市文化プラザかるぽーと地下駐車場(有料)、または周辺駐車場をご利用ください。
※託児(無料)については生後6カ月のお子さまより受け付けますので、ご希望の方は事前に高知市文化振興事業団(088-883-5071 月曜日は休館日です)までご連絡ください。
主催 高知市教育委員会・高知市文化振興事業団
高知新聞社・RKC高知放送
お問い合わせ 高知市文化振興事業団 088-883-5071
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