素展 〜Resources〜

開催日時 2014年9月5日(金)〜14日(日)
会場 高知市文化プラザかるぽーと 市民ギャラリー 第1,2展示室
入場者数 603名

この企画は、高知市内において障害者アートに取り組む「アートセンター画楽」と、障害のある方の就労支援事業を主に行う「NPOワークスみらい高知」が運営する「藁工ミュージアム」、そして高知市文化振興事業団の三者による実行委員会を組織し、全国で活動する作家の作品展示や、各施設の取り組みを紹介し、「わたしたちは何を大切にし、どんなふうに生きていくのか」について、さまざまな角度から考える展覧会となりました。
出展団体は、工房地球村(宮城)、多夢多夢舎(宮城)、ハート&アート空間 ビーアイ(宮城)、studio COOCA(神奈川)、たんぽぽの家 アートセンターHANA(奈良)、工房まる(福岡)、JOY倶楽部 アトリエブラヴォ(福岡)、葦の家(福岡)、アートセンター画楽(高知)の9団体。それぞれの施設で活躍する作家による、平面や立体、ビデオアートの作品展示を行いました。  会期中は展示のみならず、さまざまな関連イベントを開催しました。
ひとつめはワークショップ「お芝居の素」(9月13日)。これは奈良県で活動する「劇団くらっぷ」の代表、もりながまことさんと俳優さんによるもので、知的ハンディのある俳優さんで構成される同劇団に高知のメンバーが加わり、「会社をつくる」というテーマの元、即興的な演劇を作りました。
ふたつめはライブペイント「ぼく、やってみた! in素展」(9月13・14日)。こちらは、はりまや橋商店街を会場に、studio COOCAの作家、辻さんによる、お客さんといっしょに作品を制作するライブペイント企画でした。このライブペイントは2日にわたって開催され、2日目は高知街ラララ音楽祭と会場を同じくし、ライブペイントの参加者が音楽を楽しんだり、ラララ音楽祭の出演者がライブペイントに参加するといった、それぞれの参加者が交流する場面も見られました。
また、この企画はかるぽーと会場のほかに、藁工ミュージアムを会場に、「素展meets現代地方譚《HOW TO ブリコラージュ ―モノと対話すること ものに語らせること―》展」と題し、かるぽーと会場で出展した4人の作家の作品に加え、昨年度須崎市で開催された「現代地方譚 アーティスト イン レジデンス須崎」参加の現代作家6人による成果作品を9月13日から11月3日まで展示しています。
この関連行事として「創造の先について考える」と題したシンポジウムを藁工ミュージアムに隣接する蛸蔵で開催しました(9月14日)。studio COOCAの関根幹司さん、画家の織田信生さん、アートセンター画楽の上田祐嗣さんによる、アートが社会にどう繋がっていくかを考え合うシンポジウムとなりました。
近年、障害者アートは少しずつ社会に拡がっているように感じます。今回の展覧会は、作家の持つ強いエネルギーを観覧者に伝えるとともに、そのエネルギーをどのように社会に繋げていくのか、たとえばグッズ展開や、企業とのコラボレーションなど、多くの方が日常からアートに触れられるように、それぞれのアートセンターがどういった視点を持ち、活動しているかを知る非常によい機会でした。今回生まれた縁を活かし、今後も継続的な取り組みを続けていきたいと思います。

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