大駱駝艦・田村一行 舞踏公演「薔薇とお接待」

開催日時 2015年1月25日(日) 14:00開演
会場 高知市文化プラザかるぽーと 小ホール
入場者数 95名

本公演は「平成26年度公共ホール現代ダンス活性化事業」の一環として開催しました。この事業はアーティストに6泊7日滞在してもらい、地域交流プログラム(アウトリーチ、公募ワークショップ)、公演を実施するもので、今回は大駱駝艦の舞踏手・田村一行氏に来高していただきました。
アウトリーチでは「アートセンター画楽」「高知市立土佐山小学校」「高知県立追手前高校演劇部」「高知市教育研究所」の皆さんと、表現について考えたり、舞踏における身体の動かし方などを実際に体験していただきました。舞踏に必要となる「力を抜くこと」「空っぽになること」は学校などでは触れられないもので、舞踏を通した新しい出会いを感じられたのではないかと思います。
公募ワークショップは2日間を通して、年齢、性別、ダンス経験の有無を問わず募集したところ、定員を超える、10代~50代の幅広い年齢層の方々の参加がありました。単なる舞踏の体験に留まらず、最後には一連の振りを覚えて、参加者同士で発表が出来ていました。初めての舞踏にも関わらず、参加者の皆さんがしっかり踊れていたことには圧倒され、改めて舞踏の面白さ・自由さを感じられました。
公演は、高知の文化を取り入れた特別な演目『薔薇とお接待』を田村さんに用意していただきました。遍路や土佐の酒宴等、田村さんが感じた高知の風土や文化を作品に落とし込み、「旅」「縁」「人生」を思わせるものでした。しかし開演直後に歌のパフォーマンスを取り入れるなど、新しい舞踏の形を来場者に味わってもらえる内容でもありました。ステレオタイプではない舞踏との出会いに、終演後もカーテンコールの拍手が鳴りやまず、来場者の満足度を感じられました。


    アンケートより一部抜粋
  • 身体全部を使った自由な表現が気持ちよかった!また見たいです!
  • とても明るい作品でびっくりした。
  • 不思議な世界に迷い込んだようでした。現実から一瞬離れた感じですごく新鮮でした。
  • 初めてこのような舞台を観させていただいて衝撃を受けました。身体の中から生の力を感じることが出来ました。言葉にしにくいです。感激しました、ありがとうございました。
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