南河内万歳一座「ジャングル」

開催日時 2014年12月20日(土),21日(日) 14:00開演
会場 高知市文化プラザかるぽーと 小ホール
入場者数 113名

2014年12月20・21日(土・日)、高知市文化プラザかるぽーと小ホールにて、南河内万歳一座「ジャングル」を上演しました。
南河内万歳一座は関西小劇場界屈指の劇団で、高知では今回で8度目の公演となりました。公演を重ねる中で、万歳一座と高知の演劇人との交流も深くなっていき、多くのワークショップの開催や、劇団座長の内藤裕敬さんの指導により、高知の演劇人が創り上げた作品の発表を行うなど、いまでは高知の演劇を語る上で欠かせない存在となっています。
今回上演された「ジャングル」は、結婚式のサプライズにと、なぜかジャングルの中にあるトタン小屋に案内された花嫁一族を中心に、物語が描かれます。ジャングルの奥深くにいるのは猛獣? 有象無象の集まり? ハッキリ見えない漠然とした不安の中、前に進もうとしては戻ってくる人や「私に付いてきなさい!」と根拠のない旗を振り回す人。いろんな立場の人たちが放つ台詞の中に、うっすらと何かが浮かび上がります。
2008年に初演された作品の再演でしたが、ほとんどの部分を書き直し、現代社会の馬鹿馬鹿しさや危うさを、大笑いさせながら考えさせる、これぞ内藤作品という会心の公演となりました。
上演にあたっては、高知の演劇人が舞台設営や当日の会場運営にも参加し、公演終了後は大阪と高知の演劇を通じた熱い友情交換が行われたことも記しておきます。

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