第67期 高知市民の大学
開催期間 | 2010年4月6日(火)~2010年7月20日(火) |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと11階大講義室 |
参加者数 | コース受講124名、1日受講139名 |
総合コース「生と死をめぐる講座」
「生きる」ことと「死ぬ」ことを生物学、文学、経済学、動物学など様々な視点から読み解く講座として開講しました。
社会科学コース「読書と図書館のススメ」
国民読書年として、また新しい県・市図書館の在り方を考える機会として開設された講座。
なぜ本が読まれないと言われているのか、学校図書館・公立図書館などの施設に求められるものは何か、図書館の上手な活用法など興味深いテーマで議論が繰り広げられました。
アンケートより
- 総合コース
- しばらく休んでいたけれど、今回テーマに惹かれて受講しています。「生と死」といっても、先生によって、とらえ方も様々。各々、興味深く拝聴させていただきました。やむを得ず欠席した講座は残念です(50代)
- 講師陣がいろいろな資料や参考文献をみせてくれ、懸命に講義してくださりありがたいです。専門すぎて私には理解できない講座もありますが、話を聞くという事だけでも力になると思い、受講し続けます。学べる場がない高知ですので、是非今後も継続をお願いします。(40代)
- 社会科学コース
- 毎週違ったテーマで聞けて、大変楽しい。「すべての人に図書館サービスを」はもっとくわしい中身が知りたかった。ただ、どういう機会があってなどと説明していただけのような?質問にも「勉強不足で…」では困ると思う。答えにくいとは思うが。(30代)
- 図書館を上手に使うには?1・2」は、パワーポイントだけでなく、本を持ってきたりして工夫が見られた。実際にどういう風に行っているか良く解って、とても参考になった。(30代)
火曜日・総合コース『生と死をめぐる講座』 | ||
4月6日 | 生命選択の時代 -人工妊娠中絶と尊厳死- |
高知大学教育研究部人文社会科学部門 教授 武藤整司 |
4月13日 | 中国における〈死〉 -映画・小説から- |
高知大学教育研究部人文社会科学部門 准教授 高橋 俊 |
4月20日 | 児童文学の中の死 | 高知大学教育研究部人文社会科学部門 教授 小澤萬記 |
4月27日 | 死の起源神話と不死の探究 | 高知大学教育研究部人文社会科学部門 教授 安藤恵崇 |
5月11日 | 障害者の生と死 -日本・タイ・ウズベキスタン- |
高知女子大学社会福祉学部 助教 新藤こずえ |
5月18日 | 自然災害と死の重さ | 高知大学教育研究部人文社会科学部門 教授 杉谷 隆 |
5月25日 | 「誕生死」の当事者は誰か- 失われたものは何か-寄り添えるのは誰か?: 「非公認の悲嘆」のケアとコーピング |
高知大学教育研究部人文社会科学部門 准教授 増田匡裕 |
6月1日 | 生物学から見た生と死 | 高知大学教育研究部理学部門 教授 種田耕二 |
6月8日 | 生命の歴史と大量絶滅 | 高知大学教育研究部理学部門 教授 近藤康生 |
6月15日 | 生と死のエントロピー論 -熱力学から見た生と死のちがい- |
高知工科大学環境理工学群 教授 谷脇雅文 |
6月22日 | D.H.ロレンス文学に見られる死と生 | 高知女子大学文化学部 教授 青木晴男 |
6月29日 | 経済学から見た生と死 -自殺者3万人時代の経済社会システム- |
高知短期大学 名誉教授 福田善乙 |
7月6日 | 「"死"の覚悟」から「より楽に"生"を」 -大腸癌を例に- |
高知大学教育研究部医学部門教授 高知大学医学部付属病院がん治療センター 小林道也 |
7月13日 | ホスピスって、死ぬための場所? | いずみの病院緩和ケア科部長 佐々木宏起 |
7月20日 | サクセスフルエイジングとは -死との関係を考える- |
高知大学教育研究部医学部門 助教 宮野伊知郎 |
金曜日・社会科学コース 『読書と図書館のススメ』 | ||
4月9日 | 「市民の図書館」の誕生 高知市民図書館がしてきたこと |
元高知市民図書館館長 渡邉 進 |
4月16日 | 公共図書館はなぜ「タダ」なのか? 公共図書館というアイデア |
高知県立図書館 山重壮一 |
4月23日 | 小さな村のみんなの図書館 | 日高村立図書館 山中和子 |
4月30日 | これからの県立図書館 | 静岡県立図書館 新 出 |
5月7日 | すべての人に図書館サービスを 図書館利用に障害のある人へのサービス |
高知県立図書館 谷岡祥子 |
5月14日 | 図書館を上手に使うには?1 健康と医療の情報を集めよう |
高知県立図書館 山本那美 |
5月21日 | 図書館を上手に使うには?2 仕事に必要な情報を集めよう |
高知県立図書館 上岡真土 |
5月28日 | 郷土資料とデジタルアーカイブ | 高知市立自由民権記念館 中村茂生 |
6月4日 | 本は売れないのか? 読まれないのか? 出版の現状と図書館 |
株式会社出版ニュース社代表取締役 清田義昭 |
6月11日 | 地域に開かれる大学図書館 | 高知大学教授 加藤 勉 高知大学図書館 田所千峰子・澤田明美 |
6月18日 | 学ぶ力を支える学校図書館 | 高知市立旭東小学校教頭 岡 敦子 |
6月25日 | 子どもはみんな本が好き!? | NPO法人高知こどもの図書館理事長 田島真紀 |
7月2日 | 幼い子どもと本 -ふれあいの中で- |
NPO法人高知こどもの図書館 宮田あづさ |
7月9日 | 中学生・高校生にこんな本 -ファンタジーは今- |
NPO法人高知こどもの図書館 古川佳代子 |
7月16日 | まとめ:パネルディスカッション | 高知県立図書館 山重壮一 NPO法人高知こどもの図書館理事長 田島真紀 高知市立旭東小学校教頭 岡 敦子 |